ケミカルピーリングとは
ケミカルピーリングとは、顔全体に薬剤を薄く塗り、肌表面の皮膚を薄く剥がすこと（角層除去）により皮膚の正常なターンオーバー（肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み。通常4週間）を促し、ニキビ、シミ、小じわ、肌荒れなどのトラブルを改善する施術です。
ターンオーバーは20代をピークに年齢を重ねる毎に遅くなり、加齢や体調の変化で周期が乱れると乾燥やくすみ、毛穴の開き、ニキビ等の肌トラブルが起こりやすい状態になります。それを正常な状態に戻すサポートを行うのがケミカルピーリングです。
どれくらいの頻度で来院する必要がありますか？
ニキビに対するケミカルピーリングの場合、治療開始時は基本的に約２週間に1回の割合で治療するのが効果的です。
続けていくと新しいにきびが出てくるまでの期間は長くなり、徐々に治療期間を空けていくのが良いでしょう。例えば、中等度のニキビで平均6回、重症のニキビで平均10回くらいの通院で効果を感じ始めます。
シミやくすみは肌のターンオーバーに合わせて1カ月に1回のペースで治療をしていきます。シミは通常数カ月から年単位、くすみは約4～5回程度で効果が出てきます。
さらに、当院で販売しておりますメディカルコスメや内服薬を併用されますと、より早く効果を実感してもらえると思います。
ただし、いずれの場合にも個人差があります。
ケミカルピーリング前の注意点
・前日の顔剃り、パック、スクラブ洗顔は避けてください
・1ヶ月以内にほかの治療（ケミカルピーリング、レーザー、電気・ワックス脱毛など）を受けている場合はピーリングを行えないことがあります
・顔に湿疹や口唇ヘルペスや伝染性膿痂疹（とびひ）がある場合は治癒するまでは行えません。
ケミカルピーリング当日
薬剤塗布時間約5分です。
処置後はわずかなかゆみやピリピリした感じがあります。気になる場合は冷たいタオルか、タオルで包んだアイスノンで冷やしてください。
洗顔、メイク、洗髪、入浴は当日より可能です。治療部位は1～2週間はこすらないようにして下さい。
ケミカルピーリング後の注意点
・施術後は紫外線が皮膚に浸透しやすいため、サンスクリーン剤による遮光が1～2週間外出時必要です
・ケミカルピーリング後は角質が脱落し保湿力が低下しますので、自分の肌にあった保湿剤・乳液等で十分補ってください。
