東京都新宿区四谷の「ルキナ新宿四谷クリニック」です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療を提供しています。
このようなお悩みや疑問はありませんか?
ワキ汗の治療で行われるボトックス注射とはどのような治療?
ボトックス注射のメリットや注意点には何がある?
このような疑問をお持ちの方に向けて、本記事では、ボトックス注射によるワキ汗治療の特徴やメリット、注意点などについて解説します。ぜひご参考ください。
ワキ汗の治療で行われるボトックス注射とは?
ボトックス注射とは、「ボツリヌス菌」という毒素から抽出した成分を注入する治療法です。
ボトックスの主成分であるボツリヌス毒素には、交感神経(身体を活発化させる神経)の働きを抑制する効果があります。この交感神経の抑制によって、汗腺(汗を分泌する組織)の働きが弱まり、発汗が抑えられます。
ボトックス注射は、重度の腋窩多汗症(ワキの多汗症)に対して保険適用で治療が可能です。
ワキ汗の治療でボトックス注射を行うメリット
ワキ汗の治療でボトックス注射を選択するメリットとして、身体への負担が少ない点が挙げられます。施術後の行動制限は特になく、施術直後から普段通りの生活を送ることが可能です。
また、治療効果は施術後数日以内に現れはじめ、4〜6か月間持続します。一度ボトックス注射を行えば、しばらくの間ワキ汗が抑えられるため、頻繁にクリニックに通院する必要はありません。
ボトックス注射を行う際の注意点
ボトックス注射には多くのメリットがありますが、いくつか注意すべきポイントもあります。
まず、ボトックス注射は施術時に痛みをともなう可能性があります。注射は1か所だけでなく複数か所に行うことが多く、そのため痛みを感じる場合も少なくありません。ただし、痛みの負担を軽減するために、クリニックでは局所麻酔を使用することがあります。
また、ボトックス注射の効果は4〜6か月程度持続するものの、永久的なものではありません。そのため、定期的にクリニックに通う必要がある点を考慮する必要があります。特に、長期的に見た場合、費用がかさみやすい点には注意が必要です。
ボトックス注射による治療の流れ
ボトックス注射による治療を受ける前には、まず医師とのカウンセリングを行います。このカウンセリングでは、現在の症状や治療の希望、気になる点などについて詳しく確認し、ボトックス注射が適しているかを判断します。
実際の施術では、注射する部位を消毒し、必要に応じて局所麻酔を行います。その後、ワキの決められた部位にボトックスを注入します。
施術後は腫れや内出血が見られる場合がありますが、多くの場合、数時間〜数日で症状は落ち着きます。
ワキ汗やワキガに対するボトックス注射以外の治療法
ワキ汗やワキガに対する治療には、ボトックス注射以外にも外用薬、手術、ミラドライなどの治療法があります。ここでは、それぞれの治療内容について詳しく解説します。
外用薬
腋窩多汗症に対する治療として用いられる外用薬には、主にエクロックゲル、ラピフォートワイプ、塩化アルミニウム溶液が挙げられます。
エクロックゲルとラピフォートワイプは、「抗コリン薬」と呼ばれる外用薬に分類され、ワキに塗布することで、神経の働きを抑制し、発汗を抑える作用が期待できます。一方、塩化アルミニウム溶液は、汗腺を塞いで物理的に汗の量を抑えるのが特徴です。
腋窩多汗症と診断された場合、エクロックゲルとラピフォートワイプは保険適用で利用可能です。ただし、塩化アルミニウム溶液は保険適用外となっています。
手術(剪除法)
ワキガの治療法として行われる手術が、「剪除法(せんじょほう)」です。
剪除法とは、ワキの下を切開して、臭いの原因となる「アポクリン汗腺」を目で確認しながら取り除く方法です。この手術では、アポクリン汗腺を直接除去するため、ワキガの根治が期待できます。
手術時間は約1時間で、日帰りが可能です。ワキガと診断された場合、保険適用で剪除法を受けることができます。
剪除法はワキガの治療として高い効果を持ちますが、手術後は傷あとの回復を促すために一定の固定期間が必要です。そのため、術後しばらくは日常生活に支障をきたす可能性があります。また、傷あとが残る場合があるため、メリットとデメリットを理解したうえで検討することが重要です。
ミラドライ
ミラドライとは、マイクロ波を用いて治療を行う医療機器を指します。
電子レンジでも使用されるマイクロ波をワキに照射することで、熱によって汗腺を破壊します。破壊された汗腺は再生されないため、皮膚を切開せずにワキ汗を半永久的に改善できる点が大きなメリットです。
ミラドライ治療後は、数日から1週間程度、痛み、腫れ、内出血といった症状が現れることがあります。ただし、翌日にはこれらの症状のピークを過ぎる場合が多く、日常生活に影響は出にくい傾向にあります。
ミラドライは保険適用外の治療ですが、ワキ汗やワキガを根治したい方には、おすすめの治療法です。
まとめ|ワキ汗の治療としてボトックス注射を検討しよう
腋窩多汗症の治療として行われるボトックス注射には、長期間にわたって発汗を抑える効果が期待できます。身体への負担が少なく、施術時間も短いため、重度の腋窩多汗症で悩んでいる方におすすめの治療法です。
また、外用薬やミラドライなど、ボトックス注射以外にもさまざまな治療法があります。どの治療が適しているかは、その方の症状や状況によって異なります。
ワキ汗の治療でお困りの方は、ぜひクリニックの専門医に相談してみましょう。
ワキガ治療ならルキナ新宿四谷クリニック
東京都新宿区のルキナ新宿四谷クリニックでは、ミラドライ、ボトックス、外用薬などを用いたワキガ治療を提供しています。当院では、外科専門医や形成外科専門医の資格を持つ医師が、患者さま一人ひとりの状態を丁寧に診察し、それぞれに最適な治療方法を提案いたします。
ワキガでお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。
著者情報
2023年2月1日に開院した東京都新宿区四谷の美容外科・内科を標榜するクリニック。
当院では外科専門医、形成外科専門医が、長年の診療経験に基づいた「安全な医療」を「適正な料金」で提供しています。