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ワキ汗・ワキガ

脇汗が流れ落ちるのは腋窩多汗症のサイン?症状や治療法を解説

東京都新宿区四谷の「ルキナ新宿四谷クリニック」です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療を提供しています。

本記事では、腋窩多汗症の特徴や原因、治療法について解説します。ぜひご参考ください。


脇汗が異常に流れ落ちるのは病気のサイン?

ワキ汗

脇から汗が異常に流れ落ちる場合、腋窩多汗症の可能性があります。腋窩多汗症とは、脇の下から過剰な汗が分泌される状態で、特に体温が上昇したときや精神的に緊張したときに症状が顕著になります。

通常、汗は体温調節のために、気温や身体の状態に応じて分泌されます。しかし、腋窩多汗症の方は、体温調節に必要な量をはるかに超える汗をかいてしまいます。

腋窩多汗症の主な原因は、汗を分泌するエクリン汗腺の過剰な活動によるものです。この症状があると、汗で服が濡れやすくなり、汗染みが目立つことで、人前に出ることに不安を感じたり、日常生活に支障をきたしたりすることがあります。

脇汗が流れ落ちる「腋窩多汗症」の種類

病気の原因

腋窩多汗症は、大きく原発性腋窩多汗症と続発性腋窩多汗症の二種類に分類されます。ここでは、それぞれの特徴について解説します。

原発性腋窩多汗症

原発性腋窩多汗症とは、明確な原因が特定されていない多汗症のことです。遺伝的要因や自律神経の乱れが関与していると考えられていますが、まだ完全には解明されていません。

日本人の約一割が原発性腋窩多汗症を発症するとされており、決して珍しい症状ではありません。

続発性腋窩多汗症

続発性腋窩多汗症は、病気や薬の副作用が原因で発症する多汗症です。例えば、脳梗塞や末梢神経障害などの神経系の疾患が原因で多汗症を引き起こすことがあります。また、解熱剤や向精神薬などの薬の副作用として発症することもあります。

続発性腋窩多汗症は、原発性腋窩多汗症とは異なり、発症の原因が明確であるのが特徴です。そのため、原因となる疾患の治療や服用している薬の見直しによって、症状の改善が期待できます。

腋窩多汗症の特徴

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腋窩多汗症は、日常生活に支障をきたすほどの脇汗が特徴的な症状です。腋窩多汗症の方に多くみられる特徴として、以下のようなものがあります。

腋窩多汗症の特徴

□ 25歳以前に症状が現れた
□ 週に一回以上の多汗を自覚する
□ 家族(親など)に多汗症の人がいる
□ 左右両方の脇に多く汗をかく
□ 睡眠中は汗をかかない
□ 脇汗によって日常生活に支障を感じる

これらの特徴のうち、二つ以上当てはまる場合、腋窩多汗症の可能性があります。「もしかして腋窩多汗症かもしれない」と感じた際は、専門のクリニックを受診し、医師に相談することをおすすめします。

腋窩多汗症とワキガの関係性

病気の原因

腋窩多汗症に関連する症状として、ワキガ(腋臭症)が挙げられます。腋窩多汗症は汗の量が多い症状であるのに対し、ワキガは脇から独特のにおいが発生する症状です。ワキガは「アポクリン汗腺」から分泌された汗が、皮膚の常在菌と混ざり合うことで生じるとされています。

これらはそれぞれ異なる症状ですが、同時に併発する場合もあります。腋窩多汗症で脇に大量の汗をかき、その汗によって独特のにおいが強まるケースでは、両方の症状を抱えている可能性があります。

腋窩多汗症の治療方法

医師の診察

腋窩多汗症にはどのような治療方法があるのでしょうか。ここでは代表的な治療法をいくつかご紹介します。

外用薬

原発性の腋窩多汗症の治療に用いられる外用薬(塗り薬)としては、以下のものが挙げられます。

外用薬

■抗コリン薬(ラピフォートワイプ・エクロックゲルなど)
交感神経に作用し、発汗を抑制する薬です。
■塩化アルミニウム溶液
汗腺を塞ぎ、汗の分泌を抑える薬です。

これらの外用薬は、1日1回脇に塗布することで使用できるため、手軽さがメリットです。副作用も比較的少ないとされていることから、軽度の多汗症では外用薬が選択される場合があります。

ボトックス注射

ボトックス注射は、「ボツリヌス菌」と呼ばれる毒素を含んだ薬液を脇に注入する治療法です。注入された薬液が神経に働きかけて、汗の分泌を抑える効果が期待できます。

効果の持続期間には個人差がありますが、3〜6か月程度続くと報告されています。重度の腋窩多汗症で悩んでいる方にとっては、選択肢の一つとなる治療法です。

手術

腋窩多汗症を根本的に治療する方法として、手術が挙げられます。代表的な手術の方法としては、エクリン汗腺(脇の汗腺)を直接取り除く方法や、脇汗の分泌に関係する交感神経を切除する方法などがあります。いずれも汗の分泌量を抑制できるため、腋窩多汗症の根治が期待できます。

ただし、手術は高い効果を期待できる一方で、身体に傷が残る可能性や症状が完全に改善しないリスクもある点に注意が必要です。また、一度切除した神経や汗腺は元に戻せないため、手術を検討する際は慎重な判断が求められます。医師と十分に相談し、治療方針を決定することが大切です。

ミラドライ

ミラドライは、マイクロ波を用いた治療法です。脇にマイクロ波を照射し、汗腺を熱により破壊する仕組みになっています。破壊された汗腺は再生しないとされているため、腋窩多汗症の根治が期待できる点が特徴です。

さらに、手術とは異なり脇を切開しないため、傷あとが残りにくいメリットがあります。ただし、ミラドライは保険適用外となるため、費用面を含めて治療を受けるかどうかを検討する必要があります。

脇汗が異常に流れ落ちる場合は多汗症を疑おう

ルキナ新宿四谷クリニック

脇汗が異常に流れ落ちる場合、腋窩多汗症の可能性があります。腋窩多汗症の症状は、日常生活に支障をきたすことがあり、ストレスの原因にもなります。また、人によってはワキガを併発することもあります。

腋窩多汗症の治療にはさまざまな方法があるため、症状に合った治療を選ぶことが大切です。脇汗に悩んでいる方は、まずはクリニックを受診し、腋窩多汗症かどうか医師に相談してみましょう。

ワキ汗、ワキガ治療ならルキナ新宿四谷クリニック

ルキナ新宿四谷クリニック

東京都新宿区のルキナ新宿四谷クリニックでは、ミラドライ、ボトックス、外用薬などを用いたワキ汗やワキガ治療を提供しています。当院では、外科専門医や形成外科専門医の資格を持つ医師が、患者さま一人ひとりの状態を丁寧に診察し、それぞれに最適な治療方法を提案いたします。

ワキ汗やワキガでお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。



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