東京都新宿区四谷に位置するルキナ新宿四谷クリニックでは、ワキ汗・ワキガ治療としてミラドライの施術を提供しています。
当院では、ミラドライ公式認定医の外科専門医・形成外科専門医が、効果を実感する「広範囲＋ダブル照射」のミラドライ治療を適正価格で提供しています。
ミラドライ治療ならびに当院の特徴についてご紹介します。
ワキを含む身体の汗腺には、エクリン汗腺（無味無臭の汗を出す）とアポクリン汗腺（タンパク質や脂質を含む汗を出す）の2つが存在します。その中でも、ワキガは「アポクリン汗腺」から分泌される汗が原因となります。
どちらの汗腺から出る汗にも本来臭いはありませんが、アポクリン汗腺から出た汗に含まれているタンパク質や脂質が皮膚に存在する常在菌によって分解されることで、ワキガ特有の強い臭いが発生します。
ミラドライは、ワキ汗による悩みである「ワキ汗・ワキガ」を治療する医療機器です。
国内では重度のワキ汗の治療を目的に、厚生労働省より薬事承認を受けています。また米国では、ワキ汗・ワキガ、減毛の適応で医療機器としての承認取得をしています。
ミラドライは、マイクロ波を用いて汗腺を熱により焼灼・凝固させます。マイクロ波の熱により焼灼・凝固された汗腺は活動を停止し、半永久的に活動を再開することはありません。またミラドライは、ワキに専用のバイオチップをあててマイクロ波を照射するため、傷跡が残りません。
従来のワキ汗・ワキガの治療においては、病気を完全に治す根治療法では手術が主流でした。ただし、手術ではどうしても傷跡が残ってしまいます。傷跡を残さない治療法としては、ボトックス注射や臭化プロバンテリンなどの薬物療法が行われていました。しかし、薬物療法は投与・服薬を辞めると効果が切れて症状が再発します。
そのような中でミラドライは、身体にメスを入れることなく、かつ半永久的な治療効果が期待でき根治治療が可能です。そのため、ミラドライは画期的なワキガ・ワキ汗治療と言われています。
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ミラドライはマイクロ波を用いて、汗腺を焼灼・凝固させる装置です。
マイクロ波は、物体に含まれる水分子を振動させることで熱を発生させます。原理は、電子レンジと同様です。この原理を利用して、皮膚内で水分子を多く含む汗腺に熱を発生させることで、汗腺が存在する領域を焼灼・凝固し汗腺を破壊します。
ミラドライのバイオチップを皮膚にあてると、まず掃除機のように皮膚を吸い込みます。同時に皮膚表面の冷却が開始されます。その後、ミラドライからマイクロ波が照射されます。
脂肪を多く含む皮下組織はマイクロ波の伝導性・誘電率を持つため、マイクロ波は皮下組織で反射します。これにより、汗腺が存在する真皮の深い層から皮下組織の浅い層に、約60℃～70℃のヒートゾーンを形成し、汗腺を効率的に焼灼・凝固します。
表皮にはミラドライの吸引痕がつきますが、マイクロ波がでている間も皮膚表面の冷却は継続されるため、表皮や真皮の浅い層にはヤケドが起こることはありません。
このような原理を用いてミラドライは、非侵襲的でありながら、安全で効果的な汗治療を可能としています。
汗が出る範囲をチェックします。その後、局所麻酔液を皮下注射します。（神経や筋膜への熱損傷を防ぐため、ツーセメント混合液という麻酔混合液を、皮下組織に十分に注射します）
汗が出る範囲を、テンプレートを用いて皮膚にマーキングします。
ミラドライを照射します。
治療後は、アイスパックで治療部位を冷却します。
※治療時間は通常照射は約60分、広範囲＋ダブル照射は約2.5時間～3時間です。
ミラドライ治療は、皮膚を吸引しながら施術が行われるため、施術後にワキに内出血が発生します。この内出血ですが、大半の方が治療後数日から1週間以内に自然に改善します。
また治療当日には、一部の方がワキにジンジンとした痛みを感じることがありますが、翌日には、ほとんどの方が痛みを訴えなくなることが一般的です。ワキの痛みが強いと感じる場合は、アイスパックで冷却したり、事前に処方された鎮痛剤を服用することで痛みを緩和できます。
その他、ワキに注入した局所麻酔薬の影響で、ワキにボールが挟まったような違和感が生じることがあります。この違和感についても、個人差はありますが、1週間程度で消えていきます。また、ワキに注入した局所麻酔薬が体に与える影響はありません。
日常生活については、ミラドライの治療を行った当日からシャワーを浴びることが可能です。日常生活やお仕事に特別な制限はありません。
なお、以下の方は、ミラドライの治療ができない・治療に注意を要する方になります。ご留意ください。
・心臓ペースメーカや他の電子機器が体内に埋め込まれている方。
・ワキ周辺に金属製のインプラント等が埋め込まれている、又は刺青のある方。
・ワキなど治療部位に悪性腫瘍、又は皮膚悪性腫瘍がある方。
・直近4週間以内にワキの医療脱毛をされた方（医療脱毛から4週間以上経過していれば、ミラドライの施術は原則可能です）。
・乳がんなどの治療で、腋の下のリンパ節郭清・放射線治療を受けことのある方。
・腋窩切開による乳房再建術を受けたことのある方。
・腋窩部（ワキの下のくぼみ）の外科手術を受けたことのある方。
・大豆アレルギーの方。
・局所麻酔薬にアレルギーのある方。
ミラドライの1回の治療により、約70～80％汗腺が焼灼・凝固可能で活動を停止させることができると考えられています。
従来、ワキ汗・ワキガ治療の主流であった皮膚を切開する手術（剪除法・皮弁法・超音波メス剪除法など）では、約90％の汗腺の除去が可能とされています。「100％の汗腺の活動を停止し、ワキの全域から汗が出ないようにしたい」とお考えになる方もおられるかもしれません。しかし、汗腺を100％除去するには、皮膚をはぎ取る以外方法はありません。
ワキ汗を対象とした臨床研究では、ミラドライの治療を行った1年後でも発汗減少が81.7%継続されることが確認されています。またワキガにおいては、ミラドライの治療直後から80%の被験者で臭いが気にならなくなり、2年後でも89%の被験者でその効果が持続していました。（※研究報告1）
※研究報告1
Hong, H. C. H., Lupin, M., & O’Shaughnessy, K. F. Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatologic Surgery , 38(5), 728-735, 2012
ミラドライの治療を受けた方の中には、「治療直後はワキ汗が止まり、ワキガの臭いも消えたが、半年ほど経つとワキ汗とワキガの臭いが少し戻ってきている」と感じることがあります。
このミラドライ治療後のワキ汗とワキガの再発の原因は、ミラドライによって完全に破壊できなかった汗腺がダメージから回復し、再活動することです。ミラドライの治療では、一度の施術で約70～80％の汗腺を破壊できますが、残りの約20～30％の汗腺はどうしても生き残ってしまいます。
施術直後は、生き残ったこれらの汗腺もダメージを受けて一時的に発汗が停止します。しかし、時間が経つにつれてこれらの汗腺は徐々に回復し、発汗機能が再び現れます。このミラドライ治療後のワキ汗とワキガの再発については、一度の施術では約20～30％の汗腺が生き残ってしまうため、避けられない自然な現象と言えます。
そのような中、施術後のワキ汗とワキガの再発を防ぐための対策として、当院では「最大出力での広範囲+ダブル照射」のミラドライ施術を行っています。
当院では、1回のミラドライ治療で満足な結果を得るために、「最大出力での広範囲+ダブル照射」の施術を行っています。
「最大出力での広範囲+ダブル照射」は、通常よりも広範囲にわたる施術を行い、さらに同範囲をダブル照射（2回照射）することで、ワキ汗・ワキガの悩みを効果的に改善します。
また、当院ではミラドライ公式認定医である外科専門医および形成外科専門医が施術を担当します。さらに、ミラドライの施術は当日でも可能です（ミラドライの当日施術のご予約は、前日20時までとなります）。
費用に関しては、初診料、麻酔料、お薬代、およびフォロー診察料を含む適正価格でご提供しております。原則として追加費用は発生しません。
当院では、ミラドライの最大出力での通常照射も実施していますが、「最大出力での広範囲+ダブル照射」を推奨しています。
「最大出力での広範囲+ダブル照射」は、上腕からワキの下、胸の横側までの発汗量の減少と、臭いの改善を実感できる非常に満足度の高い治療です。
通常照射
広範囲＋ダブル照射
国内で行われたワキ汗、ワキの臭いに対するミラドライのダブル照射に関する研究では、汗腺の破壊率がシングル照射の73.2%に対し、ダブル照射は92.2%と、大幅に高い効果が示されています。また、シングル照射とダブル照射のどちらにおいても、表皮や神経の損傷は認められませんでした。（研究報告2）
この研究結果から、ダブル照射はシングル照射と比較して、表皮や神経への損傷を増加させることなく、より効果的に汗や臭いの原因となる汗腺を破壊することが示されています。
当院では、臨床研究によりその高い効果が明らかになったダブル照射を「最大出力の広範囲+ダブル照射」として一段階進化させて実施しています。そのため、さらに高い効果が期待できます。
なお、「最大出力での広範囲+ダブル照射」は、ミラドライ治療に精通したクリニックでのみ実施可能です。
【研究報告2】
（引用元：Pathological Changes in Axillary Hyperhidrosis and Axillary Osmidrosis Induced by Microwave Treatment: Comparison of Single‐ and Double‐Pass Irradiation. Lasers in Surgery and Medicine 2021）
当院のミラドライの施術は、「ミラドライ公式認定医である外科専門医・形成外科専門医」が担当します。
ミラドライ公式認定医とは、ミラドライの開発元であるMiramar Labs社より、認定書を発行された医師のことを指します。ミラドライ公式認定医になるためには、ミラドライにおける適切な手技と知識を身につける必要があり、さらに一定数のミラドライ治療を行った実績が求められます。
当院でミラドライの治療を担当する院長の春田医師、関医師、牛尾医師、北川医師、大野医師がミラドライ公式認定医を取得しています。また、当院の医師陣は、日本外科学会や日本形成外科学会など厚生労働省から認定を受けている公的な学会の専門医資格を有しています。
ミラドライにおける専門知識、外科や形成外科領域での長年の診療経験に基づく治療技術が当院の特徴の一つです。
ミラドライ公式認定証_春田医師
ミラドライ公式認定証_関医師
ミラドライ公式認定証_牛尾医師
ミラドライ公式認定証_北川医師
ミラドライ公式認定証_大野医師
当院では、ミラドライのカウンセリング・初診と施術を同日に行う「当日施術」にも対応しています（ミラドライの当日施術のご予約は、前日20時までとなります）。
さらに、ミラドライの予約枠を多数設けているため、施術までの待ち時間が少ないことも当院の特徴となっています。また、診療時間については、平日は夜21時まで診療を行っています。これにより、お仕事や日常生活で忙しい方でも、無理なく治療を受けることが可能です。
患者様の利便性を最優先に考えたこれらの取り組みも、当院の特徴の一つです。
※ワキの医療脱毛をされた方は、脱毛から4週間以上期間を空ける必要があります。
当院では知識と経験に基づいた医療を、適正な料金で提供することを信念としています。
そのような信念に基づき、ミラドライにおいても適正価格でご提供をしています。
以下のミラドライの費用は、カウンセリング・初診料、麻酔料、お薬代、フォロー診察料込みとなり、原則、追加費用は発生しません。またミラドライのハンドピースに装着する純正のチップは、当然ながらお一人様お一つを使用いたします。チップの使い回しはしておりませんので、安心してお受けいただけます。
ワキ汗・ワキガでお悩みの方に、知識と経験に基づいたミラドライ治療を適正価格でお届けしたいと考えています。
【ミラドライ 補足情報】
・治療内容：重度の腋窩多汗症のミラドライ治療（自由診療）
・治療期間及び回数：1回
・治療費用（税込）：148,000円〜278,000円
・主なリスクや副作用：治療部位の腫れ・痛み・色素沈着
