ワキガの手術は後悔する？その原因や手術以外の治療をご紹介

東京都新宿区四谷の「ルキナ新宿四谷クリニック」です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療を提供しています。

このような疑問をお持ちの方に向けて、本記事ではワキガの手術で後悔する原因や後悔しないためのポイントについて解説します。ぜひご参考ください。

ワキガの手術「剪除法」とは？

ワキガの代表的な手術として、「剪除法（せんじょほう）」があります。

剪除法は「皮弁法（ひべんほう）」とも呼ばれ、脇の下の皮膚を切開して、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を直接取り除く手術方法です。アポクリン汗腺そのものを除去するため、ワキガの根治が期待できます。

手術の主な流れは、まず局所麻酔を施した後、脇の下を約2〜3センチメートル切開します。その後、切開した皮膚を反転させ、アポクリン汗腺を直接確認しながら、はさみで丁寧に切除します。アポクリン汗腺の切除が完了した後、最後に傷口を縫合して手術は終了です。

ワキガ手術で後悔する原因とは？

剪除法はワキガの根治が期待できる治療法ですが、一部の方には手術で後悔したと感じるケースも見られます。ここでは、ワキガの手術で後悔する主な原因について解説します。

手術後もワキガの臭いが残る

手術後もワキガの臭いが残ってしまうことは、後悔するポイントの一つです。

臭いが残る主な原因としては、アポクリン汗腺の取り残しが挙げられます。剪除法では目視でアポクリン汗腺を除去するため、医師の技術や経験によって効果に差が生じやすくなります。

また、切除範囲が不十分でアポクリン汗腺が残った場合、再び臭いが発生する可能性があります。このように、手術を受けても、期待したほどの効果が得られない場合があることを理解しておくことが重要です。

手術の傷あとが目立つ

剪除法は皮膚を切開する必要があるため、どうしても傷あとが残ります。

傷の治り方には個人差があり、特にケロイド体質の方は傷あとが目立つ可能性があります。また、手術の内容によっては不自然な傷あとが残ることもあります。さらに、術後のケアが不十分な場合、傷あとがより目立ちやすくなることも考えられます。

傷あとや見た目を気にされる方にとっては、手術をしたことに後悔を感じる場合もあるため、事前にリスクを十分に把握しておくことが大切です。

仕事や生活に支障が出る

ワキガの手術によって、仕事や日常生活に支障が出る場合があります。

剪除法の術後は、傷の癒合を促進するために約1週間程度のガーゼ固定期間が必要です。固定期間が終わった後も、腕を大きく動かすことを避ける必要があるため、一定期間は生活に不便を感じる場合があります。

このような固定や安静が求められる期間により、仕事や生活が不自由になることから、腕を自由に動かせないストレスが手術を後悔する理由になることもあります。

ワキガの手術で後悔しないためのポイント

ワキガの手術で後悔しないためには、信頼できる医師とクリニックを選び、手術内容の説明をしっかりと理解することが重要です。ワキガの手術では、アポクリン汗腺の除去が重要なため、医師の技術や経験が治療効果に影響します。

手術を受ける際には、治療の効果や術後の注意点に関する疑問を解消しておく必要があります。また、手術が自身に適した治療法であるかを見極めることも大切です。

さらに、ワキガの症状の程度によっては、手術以外の治療が適切な場合もあります。そのため、手術が必要かどうかを医師に相談し、その必要性を理解して治療を受けることを推奨します。

手術以外のワキガ治療

ワキガ治療の選択肢は、手術だけではありません。ここでは、手術以外のワキガ治療についてご紹介します。

外用薬

外用薬によるワキガ治療は、身体への負担が少なく、手軽に始められる治療法です。

代表的な外用薬には、「エクロックゲル」や「ラピフォートワイプ」などの塗り薬があります。これらは汗の分泌を抑制し、ワキガの症状を軽減する効果が期待できます。ただし、外用薬は永続的な効果をもたらすものではなく、継続的な使用が必要です。

ワキガの症状が軽度から中程度の方には、まず外用薬から治療を開始されることをおすすめします。

ボトックス注射

ボトックス注射は、「ボツリヌス」と呼ばれる毒素を脇に注射する治療法です。

この治療法は、神経の働きを抑えて発汗を抑制する効果が期待できます。効果の持続期間は約4〜6か月で、定期的な治療が必要です。

注射による施術のため、手術のように大きな傷あとが残らず、仕事や日常生活への影響が少ない点がメリットです。

ミラドライ

ミラドライは、重度の脇汗やワキガの治療に用いられる医療機器です。マイクロ波を照射することで、アポクリン汗腺を破壊し、汗や臭いの発生を防ぎます。

マイクロ波で破壊された汗腺は再生しないため、治療効果が半永久的に持続することが特徴です。また、手術のような大きな傷あとが残らず、術後の安静期間が不要である点もメリットです。

ただし、ミラドライは保険適用外であるため、費用が高額になる点に注意が必要です。

まとめ｜ワキガの手術で後悔しないためには

ワキガの手術は根治が期待できる一方で、臭いが残ったり傷あとが目立ったりすることもあります。ワキガの手術で後悔しないためには、信頼できるクリニックで治療を受けることに加え、手術のメリットとデメリットを十分に理解することが重要です。

また、ワキガの症状によっては手術以外の治療法が適している場合もあります。その際には、外用薬やミラドライなどの治療法も検討してみることをおすすめします。

ワキガ治療ならルキナ新宿四谷クリニック

東京都新宿区のルキナ新宿四谷クリニックでは、ミラドライ、ボトックス、外用薬などを用いたワキガ治療を提供しています。当院では、外科専門医や形成外科専門医の資格を持つ医師が、患者さま一人ひとりの状態を丁寧に診察し、それぞれに最適な治療方法を提案いたします。

ワキガでお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

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