ワキ汗・ワキガ

ワキガの発症年齢|中学生や高校生から発症しやすい理由を特集!

東京都新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックです。

当クリニックでは、ミラドライを用いてワキ汗・ワキガの治療を行っています。

この記事では、「ワキガの発症年齢」について特集します。

ワキガとは

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まず初めに、「ワキガとは」についてご紹介します。

ワキガとは、ワキから特異なにおいを放つ状態を指し、腋臭症(えきしゅうしょう)とも呼ばれます

人の皮膚には、汗をつくって皮膚の表面へ送り出す汗腺という管があります。この汗腺には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があります。

エクリン汗腺は、身体の全身に分布しており、主に体温調節のために汗を出します。サラサラとした、臭いを伴わない汗が特徴です。一方、アポクリン汗腺はワキ、乳首、下腹部、耳など限られた場所に分布しています。臭いのもととなる脂質やたんぱく質を含み、皮膚表面の常在菌によって分解され、独特な臭いの原因となります。

ワキガは、アポクリン汗腺から分泌される皮脂やタンパク質を多く含む汗が、皮膚表面の常在菌によって分解され、特有の臭いが発生します

ワキガは遺伝的素因や性ホルモンなどが関与するほか、腋毛の量、精神的素因(ストレスや緊張など)、スポーツによる発汗も臭いの発生に関係しています。日本人の10%程度がワキガと考えられています。

ワキガの発症年齢

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ここからは、本記事のテーマである「ワキガの発症年齢」についてご紹介します。

ワキガの発症年齢は、15歳前後の思春期から20歳頃にかけてまでがピークとされます。そのため、中学生や高校生でワキガを発症する方が多くなっています
この理由には第二次性徴により、ワキガの原因となるアポクリン汗腺が発達することが挙げられます。

アポクリン汗腺からの汗の分泌には、ホルモンの分泌が関係しています。ホルモンの分泌量が増え始める思春期になると、アポクリン汗腺からの汗の量が増えるようになり、ワキガの匂いを感じるようになります。

まとめ

この記事では、「ワキガの発症年齢」について特集しました。

ワキガの発症年齢は、15歳前後の思春期から20歳頃にかけてがピークであり、中学生や高校生で発症する方が多くなっています

その理由として、第二次性徴に伴いワキガの原因となるアポクリン汗腺の発達が挙げられます。
思春期に入るとホルモンの分泌量が増え、それに伴いアポクリン汗腺からの汗の量も増加します。このため、ワキガ特有の匂いを感じやすくなる傾向にあります。

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