ワキ汗・ワキガ

脇汗治療におけるボトックス注射のデメリットについて

東京都新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックです。

当クリニックでは、専門クリニックとして外科専門医・形成外科専門医がワキ汗・ワキガの治療を行っています。

この記事では「脇汗治療におけるボトックス注射のデメリット」についてご紹介します。

ボトックス注射とは

初めに「ボトックス」ならびに「ボトックス注射」についてご紹介します。

「ボトックス」は、ボツリヌス菌の毒素(ボツリヌストキシン)を医薬品として使用したブランド名です。この製品はアラガン社から「ボトックス」の名称で販売され、主成分としてボツリヌス菌の毒素(ボツリヌストキシン)を含んでいます。

ボトックス注射は、ボツリヌス菌が産生するボツリヌス毒素を希釈し、皮膚内に注射します。ボツリヌス毒素は神経終末からのアセチルコリンの放出を抑制し、神経伝達を阻害することで、主にエクリン汗腺からの汗の分泌を抑制します。

その結果、ボトックス注射を脇・手のひら・足の裏などに行うことで、手術を必要とせずに発汗を抑えることが可能となります。

脇汗治療におけるボトックス注射のデメリット

ボトックス注射は、効果が高く即効性もあり、副作用も少ないため、脇汗治療において有用な治療法と言えます。しかし、以下のデメリットも存在します。

治療効果の期間が限られている

ボトックス注射の効果は通常3〜6ヶ月間であり、そのため脇汗の発汗を継続的に抑えるためには、ボトックスの効果が切れる時期に反復投与する必要があります。永続的な効果が期待できる手術療法やミラドライと比較すると、治療効果の期間が限られる点はデメリットと言えます。

最終的に治療費用がかさむ可能性がある

ボトックス注射の1回あたりの費用は、手術療法やミラドライと比較して低価です。しかし、治療効果の期間が限られるため、脇汗の発汗を継続的に抑えるためには、ボトックス注射を反復投与する必要があります。

その投与回数が増えると、最終的な治療費用が高くなる可能性があります。特に自費診療でボトックス注射を行っている方の場合は、全額自己負担となるため、治療費用がかさむ傾向にあります。

脇汗に対するボトックス注射の効果

最後に、脇汗に対するボトックス注射の効果をご紹介します。

ボトックス注射を行うことで、ボツリヌストキシンの作用により、汗腺への神経伝達を阻害することで、発汗量を大幅に減少させることができます。

ボトックス注射は施術から2~3日ほどで効果が現れはじめ、3~6カ月ほど持続するとされています。ボトックス注射の効果は永久的ではありません。注入したボトックス製剤は時間とともに体に吸収されて、徐々に効果が薄れていってしまいます。

ボトックス注射は短い期間に複数回注入しても効果は変わりません。効果を持続させるためには適度に間隔を空けて、適切な量のボトックス製剤を注入するのが良いです。

ワキ汗・ワキガに関する無料相談を受付中

東京都新宿区四谷にあるルキナ新宿四谷クリニックでは、ボトックス注射のほかにもミラドライといった最新のワキ汗・ワキガの治療を提供しています。

現在、当クリニックのLINE公式アカウントでは、ワキ汗・ワキガに関する無料相談を行っております。

ワキ汗・ワキガの治療について、何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。


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