中学生でもワキガになる？思春期で受けられるワキガ治療も解説

東京都新宿区四谷の「ルキナ新宿四谷クリニック」です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療を提供しています。

本記事では、中学生のワキガの特徴や思春期に受けられるワキガ治療について解説します。ぜひご参考ください。

中学生でもワキガになる？

結論からいうと、中学生でもワキガになる可能性はあります。

ワキガの原因は、汗腺の中でも「アポクリン汗腺」から分泌される汗にあります。アポクリン汗腺から分泌された汗が皮膚の常在菌によって分解されることで、ワキガ特有の臭いが発生します。

思春期に入ると、身体の成長に伴い汗腺も発達しやすくなります。そのため、アポクリン汗腺の働きが活発になり、中学生のような若い時期からでも、ワキガの症状が現れはじめることがあります。

ワキガになりやすい人の特徴

ワキガになりやすい体質を知っておくことは、早期発見や適切な対策につながります。ワキガを発症しやすい人の特徴としては、以下の点が挙げられます。

これらの特徴に当てはまる場合、ワキガ体質でワキガになりやすい可能性があります。「ワキガかもしれない」と不安を感じる方は、一度クリニックを受診し、医師に相談することをおすすめします。

中学生のワキガは自然に治る？

中学生でワキガを発症した場合、自然に治るのか気になる方もいるでしょう。結論からいうと、ワキガは体質によるもののため、自然に治ることはありません。

ただし、アポクリン汗腺は思春期に活発化するため、中学生の時期に一時的にワキガの症状が強くなることはあります。思春期を過ぎると、汗腺の働きが落ち着き、ワキガの症状が軽減する場合もあります。

中学生からでもワキガ治療を受けられる？

ワキガの治療は、中学生からでも受けることが可能です。ただし、手術などの根治的な治療は、中学生の時期には推奨されない場合があります。

中学生はまだ身体が発達途中であり、治療を行っても、その後に汗腺の数が増える可能性があります。この段階で根治的な治療を行っても、新たな汗腺が発達することで症状が再発することがあります。そのため、中学生の時期にワキガの治療を受ける場合は、根治的な方法以外の選択肢を検討することが必要です。

中学生からでも受けられるワキガ治療

中学生から受けられるワキガ治療には、どのような種類があるのでしょうか。ここでは、具体的なワキガ治療についてご紹介します。

外用薬

ワキガ治療に使用される外用薬には、主にエクロックゲル、ラピフォートワイプ、塩化アルミニウム溶液があります。

エクロックゲルとラピフォートワイプは「抗コリン薬」と呼ばれ、神経に作用して汗の分泌を抑える効果が期待できます。塩化アルミニウム溶液は、汗の出口を塞ぐことで汗の量を抑える働きがあります。

外用薬による治療は、手術と比べて身体への負担が少ないのがメリットです。軽度のワキガ症状がある場合は、まず外用薬による治療を検討してみるとよいでしょう。

ボトックス注射

ボトックス注射とは、「ボツリヌス毒素」という成分が含まれた薬剤をワキに注射する治療法です。外用薬同様に神経に働きかけて、汗の分泌を抑える効果が期待できます。

外用薬と比較して効果時間が長く、3〜6か月ほど持続するのが特徴です。重度のワキガ症状があり、外用薬では期待したほどの効果が得られない場合、ボトックス注射による治療が検討されます。

手術（剪除法）

ワキガの手術として一般的に行われるのが、剪除法（せんじょほう）です。この手術では、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を直接取り除きます。アポクリン汗腺を物理的に除去するため、ワキガの根治が期待できます。

ただし、思春期は汗腺が発達途中である可能性があるため、手術の選択は慎重に判断する必要があります。成長の過程によっては、将来的に再手術が必要になることがある点に注意しましょう。

ミラドライ

ミラドライは、マイクロ波を照射する機器を用いた治療法です。マイクロ波をワキに照射し、熱の作用によって汗腺を焼灼・破壊することで、ワキガの改善を図ります。破壊された汗腺は再生しないため、手術と同様にワキガの根治が期待できます。

また、手術とは異なり、ワキを切開する必要がないため、傷あとが残らないのも大きなメリットです。ただし、手術と同様に、思春期は汗腺が発達途中である可能性があるため、治療の選択には慎重な判断が求められます。

ワキガの症状を軽減するための対策

ワキガの症状を軽減するためには、日常生活の工夫も重要です。ここでは、症状を和らげるための対策について解説します。

栄養バランスを整える

ワキガの症状を軽減するには、食生活を見直し、栄養バランスを整えましょう。アポクリン汗腺から分泌される汗には脂質やタンパク質が多く含まれているため、これらを過剰に摂取すると症状が悪化する可能性があります。

脂肪分の多い食品を控えめにし、代わりに魚や野菜を積極的に取り入れることをおすすめします。

適度な運動をする

適度な運動を継続することも効果的です。運動によって汗をかくことで、毛穴に詰まった汚れや老廃物の排出が促され、ワキガの症状の軽減が期待できます。

運動後は、ワキの臭いを防ぐために、汗をこまめに拭き取ることも大切です。特に中学生の時期は部活動で運動する機会が多いため、ワキのケアを忘れずに行いましょう。

ワキを清潔にする

汗がワキにたまると細菌が繁殖しやすくなるため、できるだけ清潔にしましょう。ワキ汗をこまめに拭き取ることはもちろん、通気性の良い服を選ぶことで、汗の蒸発を促せます。

さらに制汗剤の使用によって、汗の分泌を抑えたり、細菌の繁殖を防いだりできます。このような工夫を取り入れて、ワキガの軽減を目指しましょう。

まとめ｜中学生でもワキガを発症する可能性はある

中学生は成長過程にあり、汗腺の働きも活発化しているため、ワキガを発症することは決して珍しくありません。

中学生でもワキガの治療を受けることは可能ですが、この時期は汗腺が発達途中である可能性があるため、治療方法の選択には慎重な判断が求められます。特に、手術やミラドライなどの根治が期待できる治療を検討する際は、将来的な汗腺の発達への影響を考慮し、慎重に検討することが大切です。

ワキガに悩んでいる場合は、まずクリニックを受診し、医師に相談することをおすすめします。

ワキ汗、ワキガ治療ならルキナ新宿四谷クリニック

東京都新宿区のルキナ新宿四谷クリニックでは、ミラドライ、ボトックス、外用薬などを用いたワキ汗やワキガ治療を提供しています。当院では、外科専門医や形成外科専門医の資格を持つ医師が、患者さま一人ひとりの状態を丁寧に診察し、それぞれに最適な治療方法を提案いたします。

ワキ汗やワキガでお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

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