ミラドライ

ミラドライの再発|炎症の改善後の発汗回復、施術自体が不完全を解説!

ワキ汗・ワキガに対する治療として、ミラドライが行われています。

保険がきかない自費治療であり、できれば「1回で十分な効果を」と治療を受ける方はもちろん施術者も考えています。
そこで、ミラドライ後の再発(症状の再燃)について説明します。

ミラドライの効果と2種類の再発

そもそも治療を受けた方が感じられるミラドライの「再発」には、2種類あると考えています。
一つは炎症が改善した後の発汗の回復、もう一つは施術自体が不完全であったための再発です。

ミラドライはマイクロ波により汗腺を焼灼・凝固させる治療です。

焼灼・凝固された汗腺の機能は廃絶するため、再び汗をだすことはないと言われています。汗腺を焼灼・凝固させる範囲は、ミラドライ1回の照射で60~70%、2回の照射で80~90%ともいわれています。

ミラドライは厚労省(原発性腋窩多汗症)やアメリカのFDA(原発性腋窩多汗症、ワキガ、減毛)の承認を得ている治療機器です。承認の際に提出された臨床試験データでは、施術後2年までの経過が追われており、2年後まではワキ汗が減るということや、臭いが軽減されている効果というのが見られています。

生活にどれだけ支障が出ているかをあらわすHDSSという評価スケールにおいても、2年後まで改善が継続していました。
外科手術である穿除法や皮弁法における汗腺の除去率は約90%と言われていますので、ダウンタイムをほぼ考慮しなくてよいミラドライによるワキ汗・ワキガ治療は、良い成績であるということがわかると思います(現時点で汗腺を全て除去する方法は、全層皮膚切除+皮膚移植しかありません)。

※ダウンタイム:施術を受けてから、いつも通りの生活を送れるまでにかかる期間

ミラドライの再発①|炎症が改善した後の発汗の回復

ミラドライを行った直後は、「汗が全く出なくなった」、「ワキガの臭いがなくなった」と多くの方が実感されます。しかし施術後1~3か月程度すると、「以前より減ったが少しでるようになった」、「ワキの臭いを少し感じるようになった」と感じられる方がでてきます。

施術直後は施術部全体が炎症で()れたり浮腫(むく)んでおり、照射部位の100%近い汗腺の機能が低下しています。しかし、施術から1~3ヵ月が経過すると施術部の炎症が改善してくるため、遺残した汗腺から発汗が認められるようになります。

これが「炎症が改善した後の発汗の回復」であり、ミラドライ1回照射の限界とも言えます。つまり厳密には「再発」ではなく、ある意味通常の経過とも考えられます。

ミラドライの再発②|施術自体が不完全

ミラドライを受けた方の報告を見ると、残念ながら「治療を受けたが効果が認められなかった」、「全く治療前と変化がない」というものが散見されます。これは、明らかに「施術自体が不完全であった」と考えられる「再発」です。

値段が安すぎるクリニックや、あまり治療に精通していない施設では、効率重視で施術範囲が狭く設定されていたり、照射レベルを低く設定している施設すらあるようです。

ミラドライは、適切な施術を行えば1回の施術でも高い満足度が得られる治療であり、このような施設による施術がミラドライを考えている方にとっての弊害になっていると言えます。

ミラドライの最適な治療|広範囲+中央2回照射

治療を受けたのに十分に汗や臭いが改善しないという方の中には、施術部周囲からの汗を「再発」と考えている方もいらっしゃいます。

当院では1回の施術で満足な結果を得るために、「広範囲+中央2回照射」を行っています。1回の治療で通常よりも広範囲を施術し、さらに汗の多い中央部分を2回照射することによりワキ汗の悩みを改善します。
「広範囲+中央2回照射」を受けられた方の治療満足度は通常照射の方よりも有意に高く、現時点では最適な治療と考えています。

当院では、皆さまの悩みに真摯に向き合い、適切な治療を適切な価格で提供しています。

ミラドライに関する無料相談を受付中

新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックでは、日本外科学会の専門医・指導医が、長年の診療経験に基づいたミラドライ治療を適正な料金で提供しています。

ミラドライの治療で気になることがある方へは、LINE公式アカウントでの無料相談も受け付けております。ぜひお気軽にご相談ください。


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