東京都新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックです。
当クリニックでは、ミラドライ公式認定医がミラドライの広範囲+ダブル照射を用いてワキ汗・ワキガの治療を行っています。
この記事では「ミラドライ術後の臭い」について特集します。
ミラドライとは
まず初めに、「ミラドライとは」についてご紹介します。
ミラドライは、ワキ汗・ワキガを改善する治療機器です。
国内では、重度の原発性腋窩多汗症(ワキ汗)を治療することを目的に、厚生労働省より薬事承認を受けています。米国では、腋窩多汗症(ワキ汗)・腋臭症(ワキガ)・減毛の適応で承認取得しています。
ミラドライは、マイクロ波を用いて汗腺(エクリン汗腺・アポクリン汗腺)の存在する部分にヒートゾーンを形成し、その熱によって汗腺を焼灼・凝固させます。一度のミラドライ治療で、汗腺の約70~80%を焼き、凝固させることが可能とされます。また、その治療効果は、半永久的に持続するとされています。
ミラドライは、従来の手術による治療と比較して傷跡を残さないため、非侵襲的な治療法です。また、治療による回復期間(ダウンタイム)が必要ないため、効果的な治療法とされます。
ミラドライ術後の臭い
ここからは、本記事のテーマである「ミラドライ術後の臭い」についてご紹介していきます。
ミラドライ施術から1週間後
多くの方はミラドライ施術後の1週間で、施術前と比較して大幅に発汗量が減少し、それにともない臭いも感じなくなったと実感します。
この状況は、ミラドライの施術によって破壊された汗腺だけでなく、ダメージを受けながらも生き残った汗腺の発汗作用も一時的に停止するためです。その結果、ミラドライの施術の効果以上に発汗と臭いの減少が実現されている期間と言えます。
ミラドライ施術から1ヶ月後
ミラドライ施術後から1ヶ月程度経過すると、発汗や体臭が少し戻ってきたと感じる方もいらっしゃいます。「ワキ汗やワキガが再発したのでは?」と心配に思われるかもしれませんが、これは通常の経過となります。
ミラドライの施術によって一度で破壊できる汗腺は約70~80%にすぎません。従って、約20~30%の汗腺は生き残ってしまいます。施術直後の段階では、生き残ったこれらの汗腺もダメージを受けていて一時的に発汗が停止します。しかし、時間が経つにつれてこれらの汗腺は徐々に回復し、発汗機能が再び現れます。
そのため、ミラドライ施術から一定の期間が経つと、ある程度の発汗や体臭が再び感じられることがあります。
1ヶ月以降については同様の経過を示し、施術前と比較し約70~80%の発汗量や臭いの減少が続きます。
【参考】臨床研究におけるミラドライの臭いに対する効果
ワキガに対するミラドライの効果を対象とした臨床研究では、ミラドライ治療直後から被験者の80%でワキガの臭いが気にならなくなり、治療2年後でも89%の方に効果が持続していました。
※研究報告1
Hong, H. C. H., Lupin, M., & O’Shaughnessy, K. F. Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatologic Surgery , 38(5), 728-735, 2012
まとめ|ミラドライ術後の臭い
この記事では、「ミラドライ術後の臭い」について解説しました。
施術直後は生存した汗腺の発汗機能も一時的に停止するため、発汗量と臭いの大幅な減少を実感できます。しかし、施術から1ヶ月程度経つと、生存した汗腺の機能が再開し、若干の発汗や臭いが戻ってしまうことがあります。
施術後の発汗や臭いをより抑える方法として、ミラドライを広範囲に照射することや、特に発汗が多い中央部をダブル照射することが有効です。
当院では、一度の施術で満足な結果を得るために、「広範囲+ダブル照射」のミラドライ施術を行っています。「ミラドライ施術後の臭い」が気になる方は、ぜひ当院の施術をご検討ください。
ミラドライに関する無料相談を受付中
新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックでは、ミラドライ公式認定医がミラドライ治療を適正な料金で提供しています。
当院のミラドライ治療では、1回の施術で満足な結果を得るために、「広範囲+ダブル照射」を行っています。1回の治療で通常よりも広範囲を施術し、さらに汗の多い中央部分をダブル照射(2回照射)することにより、ワキ汗の悩みを改善します。
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著者情報
2023年2月1日に開院した東京都新宿区四谷の美容外科・内科を標榜するクリニック。
当院では外科専門医、形成外科専門医が、長年の診療経験に基づいた「安全な医療」を「適正な料金」で提供しています。