東京都新宿区四谷の「ルキナ新宿四谷クリニック」です。当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせたワキガ治療を提供しています。
このようなお悩みや疑問はありませんか?
「寒い冬に脇汗をかくのは、なぜ?」
「冬の脇汗対策として、どのような方法が効果的?」
このような疑問をお持ちの方に向けて、本記事では、冬に脇汗をかく原因や効果的な脇汗対策について解説します。ぜひご参考ください。
冬に脇汗をかく原因とは?
夏場だけでなく、寒い冬でも脇汗をかきやすいのはなぜでしょうか。ここでは、冬に脇汗をかく主な原因について解説します。
基礎代謝が高くなりやすい
冬は夏場よりも基礎代謝が高くなりやすいことが、脇汗をかく原因の1つです。基礎代謝とは、呼吸や体温調節など、生きるために必要な最低限のエネルギーのことです。
寒い時期になると、身体を冷えから守るために基礎代謝が活発になり、体温が上がりやすい状態になります。そのため、少し身体を動かしただけでも体温が上昇し、汗が出やすくなります。
通気性の低い服を着ることが多い
冬は防寒のために通気性の低い服を着ることが多いのも、脇汗をかきやすくなる原因です。防寒用のインナーやアウターは、体温を逃がさないよう通気性が低く設計されているため、脇が蒸れやすくなります。
汗が蒸発できない状態が続くと湿度が上がり、さらに汗をかくという悪循環に陥ることもあります。
着込むことで熱がこもりやすい
冬はセーターやコートなどの厚手の衣類を重ね着することが多くなり、熱がこもって汗をかきやすくなります。衣類の重ね着は通気性の悪さにもつながり、余計に汗をかく原因となります。
また、セーターやコートは毎日洗濯する機会が少ないため、インナーについた汗が雑菌を繁殖させ、不快な臭いの原因になることもあります。
もともと多汗症の可能性がある
冬でも脇汗が気になる場合、腋窩多汗症(脇の多汗症)の可能性も考えられます。多汗症とは、通常以上に汗をかきやすい状態のことです。
夏場は誰でも汗をかきやすいため、多汗症であっても気づきにくい傾向にあります。しかし、冬でも夏と同じように脇汗をかく場合は、腋窩多汗症のサインかもしれません。
冬におすすめの脇汗対策
冬の脇汗を解決するためには、どのような対策が効果的なのでしょうか。ここでは、具体的な脇汗対策について解説します。
吸湿性の高いインナーを着る
冬の脇汗対策として、吸湿性の高いインナーを選ぶことが挙げられます。冬は保温性を重視しがちですが、それだけでは熱がこもり、汗をかく原因になります。
吸湿性の高い素材として代表的なのがコットン(綿)です。コットン素材の服は汗を素早く吸収し、肌触りも良いため、冬の脇汗対策におすすめです。脇汗を解消したい場合は、服の素材にも注目してみましょう。
体温調節しやすい服を着る
脇汗対策として、体温調節がしやすい服装を心がけることも大切です。おすすめなのは、1枚の厚手の服を着るのではなく、薄手の服を重ね着する方法です。気温に応じて着脱することで、快適な体温を保ちやすくなります。
この方法なら、電車内や建物内など暖房が効いた場所でも体温調節がしやすくなります。重ね着をする際は、通気性を考慮して蒸れにくい服装を選ぶことも意識しましょう。
制汗剤で脇のケアをする
夏場と同じように、冬でも制汗剤を使用して脇のケアを行いましょう。制汗剤を使用することで、汗の分泌を抑える作用が期待できます。
制汗剤にはスプレータイプやクリームタイプなどがあるので、好みや用途にあわせて選ぶとよいでしょう。冬に出かける際は、市販の制汗剤を活用してみてください。
多汗症の治療を検討する
これまで紹介した対策を行っても脇汗が気になる場合、腋窩多汗症(脇の多汗症)の可能性が考えられます。この場合は、クリニックでの治療を検討してみましょう。
具体的な多汗症の治療については後ほど詳しく紹介しますが、塗り薬や注射治療など、さまざまな選択肢があります。なかには身体への負担が少なく治療を受けられる方法もあります。
「もしかしたら多汗症かも……」と悩んでいる方は、ぜひ1度クリニックで診断を受けてみてください。
腋窩多汗症(脇の多汗症)の治療法
腋窩多汗症の治療には、どのような種類があるのでしょうか。ここでは、代表的な治療法についてご紹介します。
外用薬
外用薬としては、主に「エクロックゲル」や「ラピフォートワイプ」などの薬剤が使用されます。これらの薬剤は「抗コリン薬」と呼ばれ、神経に働きかけることで発汗を抑える効果が期待できます。
どちらも1日1回塗布するだけでよいため、身体への負担が少ないことがメリットです。腋窩多汗症と診断された場合は保険適用となるため、比較的気軽に選択しやすい治療法と言えます。
ボツリヌス注射
ボツリヌス注射とは、「ボツリヌス」と呼ばれる毒素を脇に注射する治療法です。ボツリヌス毒素には神経の働きを抑える作用があり、汗の分泌を減少させる効果があります。
外用薬と比べると注射による痛みはありますが、効果は4〜6か月と長期間持続しやすいのが特徴です。また、重度の腋窩多汗症と診断された場合は保険適用で治療が可能です。長期間脇汗を抑えたい方は、ボツリヌス注射による治療も検討してみましょう。
ミラドライ
ミラドライとは、マイクロ波を照射して汗腺を破壊する医療機器です。ミラドライのマイクロ波によって破壊された汗腺は再生しないため、半永久的に汗の分泌を抑えることが可能です。
ただし、ミラドライによる治療は保険適用外となるため、外用薬やボツリヌス注射に比べて費用が高くなる傾向にあります。脇汗を根本から解消したい方には、ミラドライによる治療もおすすめです。
まとめ|冬の時期でも脇汗対策は必要!
冬に脇汗をかく原因としては、基礎代謝が高くなりやすいことや、厚着によって熱がこもりやすいことなどが挙げられます。冬の脇汗を解消するためには、体温調節がしやすい衣類を選ぶ、制汗剤を使用するといった工夫が重要です。
また、中には腋窩多汗症が原因で脇汗をかいてしまう方もいます。そのような場合は、一度クリニックを受診し、医師に相談してみましょう。
ワキ汗、ワキガ治療ならルキナ新宿四谷クリニック
東京都新宿区のルキナ新宿四谷クリニックでは、ミラドライ、ボトックス、外用薬などを用いたワキ汗やワキガ治療を提供しています。当院では、外科専門医や形成外科専門医の資格を持つ医師が、患者さま一人ひとりの状態を丁寧に診察し、それぞれに最適な治療方法を提案いたします。
ワキ汗やワキガでお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。
著者情報
2023年2月1日に開院した東京都新宿区四谷の美容外科・内科を標榜するクリニック。
当院では外科専門医、形成外科専門医が、長年の診療経験に基づいた「安全な医療」を「適正な料金」で提供しています。