ワキ汗・ワキガ

ワキガと耳垢の関係性をわかりやすく解説!

「耳垢が湿っているとワキガになりやすい」という話を聞いたことがある方も少なくないかと思います。
では、なぜ耳垢が湿っているとワキガになりやすいのでしょうか?

この記事では、「ワキガと耳垢の関係性」を解説します。

耳垢が湿っている原因

耳垢は、乾いている「乾性耳垢」と湿っている「湿性耳垢」の2つに分けられます。
乾いているか・湿っている、この乾湿の差が起こる原因は耳の汗を分泌する「汗腺」にあります。

耳穴にはアポクリン汗腺のみが存在

人の皮膚には、汗をつくって皮膚の表面へ送り出す汗腺という管があります。この汗腺には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があります。

エクリン汗腺は、身体の全身に分布しており、主に体温調節のために汗を出します。サラサラとした、臭いを伴わない汗が特徴です。一方、アポクリン汗腺はワキ、乳首、下腹部、耳など限られた場所に分布しています。

耳の穴には2つある汗腺のうち、アポクリン汗腺のみがあります。

ワキガの原因となるアポクリン汗腺

アポクリン汗腺は臭いのもととなる脂質やたんぱく質を含み、皮膚表面の常在菌によって分解され、独特な臭いの原因となります。

ワキガは、アポクリン汗腺から分泌される皮脂やタンパク質を多く含む汗が、皮膚表面の常在菌によって分解され、特有の臭いが発生します。

耳垢が湿っているとアポクリン汗腺が多く、ワキガになりやすい

耳垢の湿り気具合は、耳の穴に存在するアポクリン汗腺から出る汗の量によって変わります。つまり、耳の穴のアポクリン汗腺の量が少ない人の耳垢は乾燥しており、多い人の耳垢は湿っています。

先ほどもご紹介したようにアポクリン汗腺はワキガの原因となる汗腺です。
このような背景から、「アポクリン汗腺が多いとワキガになりやすい」→「耳の穴にはアポクリン汗腺のみが存在」→「耳垢が湿っているとアポクリン汗腺が多く、ワキガになりやすい」ということが言えるわけです。

耳垢以外でワキガになりやすいどうかの確認方法

ワキガになりやすいどうかは、耳垢が湿っているか以外にも確認方法があります。
具体的には下記の確認方法があげられます。

①父や母、もしくは両親がワキガ

②脇汗で服が黄ばむ

③体毛が多い

まず①ですが、ワキガは遺伝します。両親がワキガだと、その子どもも発症する可能性が高くなります。
両親どちらか一方がワキガよりも、両親ともにワキガの方がより高い確率でワキガの遺伝が認められています。

次に②ですが、アポクリン汗腺から分泌される汗は脂質やたんぱく質を含み、黄色くシミになりやすいです。服の脇が黄ばむ方は、アポクリン汗腺からの汗の量が多いと予測され、ワキガになりやすいと考えられます。

最後に③ですが、アポクリン汗腺は体毛の毛根を包む組織に付属して分泌活動をする汗腺のため、体毛の量が多い方はアポクリン腺の数も多くワキガの可能性が高くなります。

ワキガの匂いを防ぐための対策

ワキガの臭いを防ぐには、食生活の改善やストレスを溜めないようにすることが大切です。また、定期的な運動は老廃物の排出を促すことでき、ストレス発散にもつながります。その他、アルコールやニコチンには、汗腺を刺激する作用がありますので、飲酒や喫煙を控えるにしましょう。

それでもワキガの悩みが改善されない場合は、ワキガを治療する専門クリニックを一度受診して相談するのも解決策の一つです。

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