ミラドライ

【ミラドライの効果はいつまで続くのか】診療医がわかりやすく解説!

皮膚を切らずにワキ汗・ワキガの治療が可能なミラドライ。
診療を行なっていると、患者様から「ミラドライの効果はいつまで続くのか」という質問をよくいただきます。

そこで今回は、「ミラドライの効果はいつまで続くのか」をテーマに解説したいと思います。

ミラドライの治療効果は半永久的に持続する

結論から言うと、ミラドライの治療効果は半永久的に持続します。

ミラドライによって焼灼・凝固し、破壊された汗腺が再生することはありません。そのため、ミラドライは半永久的な治療効果が期待できます。

ミラドライの治療効果

1回のミラドライ治療により、70~80%程度の汗腺の焼灼・凝固が可能と考えられています。

実際にワキ汗を対象とした研究では、治療1年後でも81.7%の発汗減少が継続していました。ワキガは、治療直後から被験者の80%で臭いが気にならなくなり、2年後でも89%の方に効果が持続していました。(※研究報告1)

ミラドライの治療効果は半永久的に持続しますが、効果が不十分な場合には、医師と相談の上、6か月以降に計3回の治療が可能です。ミラドライは傷跡も残らず、安静や固定(ダウンタイム)が不要な効果的な治療といえます。

※研究報告1
Hong, H. C. H., Lupin, M., & O’Shaughnessy, K. F. Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatologic Surgery , 38(5), 728-735, 2012

炎症が改善した後の発汗の回復は見られる

ミラドライを行った直後は、「汗が全く出なくなった」、「ワキガの臭いがなくなった」と多くの方が実感されます。しかし施術後1~3か月程度すると、「以前より汗は減ったが、少し出るようになった」、「ワキの臭いを少し感じるようになった」と感じられる方が出てきます。

施術直後は、施術部全体が炎症で腫れたり・浮腫んでおり、照射部位の100%近い汗腺の機能が低下しています。しかし、施術から1~3ヵ月が経過すると施術部の炎症が改善してくるため、遺残した汗腺から発汗が認められるようになります。

これが「炎症が改善した後の発汗の回復」であり、ミラドライ1回照射の限界とも言えます。つまり厳密には「再発」ではなく、ある意味通常の経過とも考えられます。

また、値段が安すぎるクリニックや治療に精通していない施設では、効率重視で施術範囲が狭く設定されていたり、照射レベルを低く設定している施設があります。この場合、ミラドライによる十分な治療効果が得られず、「治療を受けたが効果が認められなかった」、「施術範囲が狭く、施術範囲の周りの発汗が目立つ」などの状態が起こります。

「広範囲+中央2回照射」による最適な治療

当院のミラドライ治療では、1回の施術で満足な結果を得るために、「広範囲+中央2回照射」を行っています。1回の治療で通常よりも広範囲を施術し、さらに汗の多い中央部分を2回照射することにより、ワキ汗の悩みを改善します。

半永久的に持続する治療効果が期待できるミラドライを「広範囲+中央2回照射」、これが現在のワキ汗・ワキガの最適な治療と考えています。

ミラドライに関する無料相談を受付中

新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックでは、日本外科学会の専門医・指導医が、長年の診療経験に基づいたミラドライ治療を適正な料金で提供しています。

ミラドライの治療で気になることがある方へは、LINE公式アカウントでの無料相談も受け付けております。ぜひお気軽にご相談ください。


LINE公式アカウントバナー
予約バナー

著者情報

関連記事