ミラドライ

ミラドライの副作用と効果をわかりやすく解説

ワキ汗・ワキガに対するミラドライ治療を考えているけど、「効果はどのぐらいあるの?副作用はないの」など、ミラドライの効果や副作用について気になる方も多いかと思います。

そこで今回は、ミラドライの効果や副作用について解説したいと思います。

ミラドライとは

ミラドライは、ワキ汗・ワキガを改善する治療機器です。
重度の原発性腋窩多汗症を治療することを目的に、厚生労働省より薬事承認を受けています(FDAでは腋窩多汗症・腋臭症(ワキガ)・減毛の適応で承認取得しています)。

ミラドライは、マイクロ波を用いて汗腺(エクリン汗腺・アポクリン汗腺)の存在する部分を熱により焼灼・凝固させます。

ミラドライの効果

1回のミラドライ治療により、70~80%程度の汗腺の焼灼・凝固が可能と考えられています。皮膚を切開する手術(剪除法・皮弁法・超音波メス剪除法など)では、約90%の汗腺の除去が可能とされています。
100%の汗腺を除去するには、皮膚をはぎ取る以外方法はありません。1回のミラドライ治療でも十分な汗の減少・臭いの減少を実感できます。

ワキ汗を対象とした研究では、治療1年後でも81.7%の発汗減少が継続していました。ワキガは、治療直後から被験者の80%で臭いが気にならなくなり、2年後でも89%の方に効果が持続していました。(※研究報告1)

治療効果は半永久的に持続しますが、効果が不十分な場合には、医師と相談の上、6か月以降に計3回の治療が可能です。手術療法と比較して、傷跡も残らず、安静や固定(ダウンタイム)が不要な効果的な汗治療といえます。

※研究報告1
Hong, H. C. H., Lupin, M., & O’Shaughnessy, K. F. Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatologic Surgery , 38(5), 728-735, 2012

ミラドライの副作用

ミラドライは皮膚を吸引しながらマイクロ波を照射して治療を行うため、下記のような副作用が発生する可能性があります。

■多くの方に発生する副作用
・ワキの内出血
・ワキの腫れ・痛み
・ワキのボコボコとした違和感
・ワキ毛の減少

■稀に発生する副作用
・腕や胴など他部位の腫れ
・ワキの色素過剰
・ワキ部分の硬化

ミラドライを受けた多くの方に発生する内出血は、治療後数日から1週間以内に改善する方が多いです。ワキの腫れ・痛みについても、治療当日はジンジンとした痛みを感じる方が多いですが、翌日には痛みを訴えない方がほとんどです。

ミラドライは、基本的に重い副作用などはありません。
そのため、患者さんは安心してワキ汗・ワキガのミラドライ治療を受けることができます。

ワキ汗・ワキガの再発について

ミラドライを行った直後は、「汗が全く出なくなった」、「ワキガの臭いがなくなった」と多くの方が実感されます。
しかし施術後1~3か月程度すると、「以前より汗は減ったが、少し出るようになった」、「ワキの臭いを少し感じるようになった」と感じられる方が出てきます。

施術直後は、施術部全体が炎症で腫れたり・浮腫んでおり、照射部位の100%近い汗腺の機能が低下しています。しかし、施術から1~3ヵ月が経過すると施術部の炎症が改善してくるため、遺残した汗腺から発汗が認められるようになります。

これが「炎症が改善した後の発汗の回復」であり、ミラドライ1回照射の限界とも言えます。つまり厳密には「再発」ではなく、ある意味通常の経過とも考えられます。

また、値段が安すぎるクリニックや治療に精通していない施設では、効率重視で施術範囲が狭く設定されていたり、照射レベルを低く設定している施設があります。この場合、ミラドライによる十分な治療効果が得られず、「治療を受けたが効果が認められなかった」、「施術範囲が狭く、施術範囲の周りの発汗が目立つ」などの状態が起こります。

「広範囲+ダブル照射」による最適な治療

当院のミラドライ治療では、1回の施術で満足な結果を得るために、「広範囲+ダブル照射」を行っています。1回の治療で通常よりも広範囲を施術し、さらに汗の多い中央部分をダブル照射(2回照射)することにより、ワキ汗の悩みを改善します。

半永久的に持続する治療効果が期待できるミラドライを「広範囲+ダブル照射」、これが現在のワキ汗・ワキガの最適な治療と考えています。

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新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックでは、日本外科学会の専門医・指導医が、長年の診療経験に基づいたミラドライ治療を適正な料金で提供しています。

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