Web予約
電話予約
LINEで無料相談
アクセス

ミラドライ

ミラドライで後悔しないために|失敗例と受ける前の確認ポイントを医師が解説

ミラドライは、切らずにワキ汗やワキガのにおいにアプローチできる治療です。一方で、インターネット上では「ミラドライで後悔した」「失敗した」という声を目にすることもあり、施術を受けるかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

「後悔した」と感じた理由をたどると、治療そのものよりも、施術を受ける前に思い描いていた結果と、実際の経過とのあいだに「ずれ」があったケースが多く見られます。

この記事では、ミラドライで後悔や失敗を感じやすいケースを整理したうえで、施術を受ける前に確認しておきたい5つのポイントを、医師の視点から解説します。

この記事の監修者

ミラドライで「後悔した」「失敗した」と感じる主なケース

ミラドライで「後悔した」「失敗した」と感じた多くのケースでは、施術そのものがうまくいかなかったというよりも、受ける前に想定していたことと、施術後の経過が一致しなかったことが背景にあります。

よくある5つのずれ

後悔や失敗を感じやすいのは、主に次の5つの場面です。

場面受ける前に想定していたこと実際に起こりうること
効果1回の施術で、汗やにおいがまったくなくなる汗腺の一部が残り、汗やにおいを感じることがある
照射方法どのクリニックで受けても、同じ結果になる照射の範囲や方法によって、結果に差が出ることがある
ダウンタイム翌日から、何も気にせず過ごせる腫れや内出血が1~2週間ほど続き、突っ張り感が1か月以上残ることもある
費用表示されている照射料金だけで治療が終わる麻酔やお薬、2回目以降の施術などで費用が加わることがある
施術後の対応気になることがあれば、いつでも相談できる施術後の診察や相談の体制は、クリニックによって異なる

いずれも、施術を受ける前に確認しておくことで防ぎやすいものです。次の章から、5つの場面ごとに確認しておきたいポイントを解説します。

確認1:期待できる効果と、その限界

ミラドライは、マイクロ波の熱で汗腺にダメージを与え、その働きを弱めることで、ワキ汗やワキガのにおいの改善が期待できる治療です。ただし、期待できることと限界を知らないまま施術を受けると、「思っていたほど変わらなかった」と感じる原因になります。

汗やにおいが「まったくなくなる」治療ではない

ミラドライは、照射した範囲にある汗腺の多くにダメージを与えますが、すべての汗腺がなくなるわけではありません。照射の範囲から外れた部分の汗腺や、熱が十分に届かなかった汗腺は残るため、施術後も汗やにおいをある程度感じることがあります。

また、においの感じ方には個人差があります。周りの人には気にならない程度まで改善していても、ご本人は「まだにおう」と感じる場合もあります。

施術を受ける前に、どの程度の改善を目指すのかを医師と共有しておくことが、施術後のずれを防ぐことにつながります。

効果の続き方と、時間がたってからの変化

海外で行われた研究では、重度のワキ汗の患者様31名に、6か月のあいだに1~3回の照射を行いました。その結果、12か月後には90.3%の方で、ワキ汗の重症度が軽い段階(HDSSという4段階の評価で1または2)まで改善していました 1)。

また、スウェーデンで1~2回の照射を受けた重度のワキ汗の患者様を対象にした調査では、3年後に回答した45名では、ワキ汗の重症度と生活の質の指標が、治療前より改善した状態を保っていました 2)。

一方で、時間がたつにつれて、汗やにおいを再び気にされる方もいます。施術から数年後の変化については、「ミラドライの5年後の効果は?10年後の見通しと汗・においが戻る理由を医師が解説」で詳しく解説しています。

確認2:照射の範囲と方法

同じミラドライでも、どの範囲に、どのような方法で照射するかは、クリニックによって異なります。照射の範囲と方法は施術後の汗やにおいの残り方に関わるため、事前に確認しておきたいポイントです。

照射する範囲をどこまでとるか

汗腺は、ワキ毛が生えている範囲だけでなく、その周りにも分布しています。照射の範囲が狭いと、範囲の外に残った汗腺から汗やにおいが出て、「効果が足りなかった」と感じる原因になります。

カウンセリングでは、照射の範囲をどのように決めるのか、ワキ毛が生えている範囲より広くとるのかを確認しておきましょう。

シングル照射とダブル照射の違い

ミラドライの照射方法には、治療範囲に1回照射する「シングル照射」と、同じ範囲に2回照射する「ダブル照射」があります。

日本で行われた研究では、ミラドライで照射したあとのワキの皮膚を顕微鏡で調べ、シングル照射を受けた5名と、ダブル照射を受けた5名を比べました。その結果、汗腺へのダメージはダブル照射のほうが大きかったと報告されています 3)。

ただし、照射の回数や範囲によって、施術時間や費用は変わります。どの方法で、どの範囲に何回照射するのか、その内容が料金にどこまで含まれているのかを、事前に確認しておきましょう。

シングル照射とダブル照射の違いについては、「ミラドライのダブル照射とシングルの違い|縦・横2方向で照射する理由」で詳しく解説しています。

確認3:ダウンタイムと、施術後の予定

ミラドライは皮膚を切開しない治療ですが、施術後には痛みや腫れ、内出血などがみられます。ダウンタイムの経過を知らないまま予定を入れてしまうと、「思っていたより生活に影響が出た」と感じる原因になります。

腫れ・痛み・しびれの経過

当院での術後経過をもとにした、症状ごとの目安は次のとおりです。

症状落ち着くまでの目安
痛み施術当日がピークで、翌日にはかなり軽くなる
むくみ(腫れ)1週間程度
内出血10日~2週間程度
ゴツゴツ感・突っ張り1~1.5か月程度

しびれについては、海外の研究で、31名全員に一時的な腫れや違和感、しびれがみられたと報告されています。最も多かったのは腕の皮膚の感覚が変わる症状で、12名にみられましたが、いずれも回復しています 1)。

いずれの症状にも個人差があり、照射の範囲などによって期間が前後することがあります。症状ごとの詳しい経過については、「ミラドライのダウンタイムはいつまで?痛み・腫れ・内出血の経過を医師が解説」で解説しています。

仕事・運動・行事の予定の立て方

施術の翌日から普段どおりの生活を送れる方がほとんどです。ただし、仕事の内容や、運動・旅行などの予定によっては、施術日の調整が必要になることがあります。施術後の過ごし方の目安は、次のとおりです。

  • デスクワークは、翌日から再開できる方がほとんどです。
  • 腕に強く力を入れる仕事や激しい運動は、施術後1週間程度控えていただきます。
  • 湯船につかることや飲酒は、施術後3日程度控えていただきます。
  • 旅行や結婚式など、腕を上げたりワキが見える服を着たりする予定がある場合は、内出血が残る可能性を考えて、日程に余裕をもたせると安心です。

カウンセリングでは、施術日の前後の予定を医師に伝え、施術日をいつにするかを相談しておきましょう。

確認4:費用の総額

ミラドライは保険が適用されない自由診療のため、費用はクリニックごとに異なります。表示されている料金だけを見て決めてしまうと、「思っていたより費用がかかった」「この料金なら別の方法を選べばよかった」と感じる原因になります。

照射料金のほかにかかる費用

ミラドライの料金は照射の範囲や方法によって異なり、料金に含まれる内容もクリニックによって違います。照射料金のほかに、次のような費用がかかるかどうかを確認しておきましょう。

  • 局所麻酔や静脈麻酔の費用
  • 痛み止めなどのお薬代
  • 初診料や、施術後の診察料
  • 2回目以降の施術を受ける場合の料金

照射料金だけで比べるのではなく、カウンセリングから施術後の診察までにかかる総額で比べることが大切です。

料金の安さだけで選ばない

料金を抑えたプランでは、照射の範囲が狭かったり、照射の回数が1回だけだったりすることがあります。その結果、汗やにおいが残って2回目の施術を検討することになれば、かえって費用がかさむこともあります。

料金を比べるときは、確認2で挙げた照射の範囲と方法もあわせて確認し、その料金でどの範囲に、どのような照射を受けられるのかを確かめておきましょう。

費用以外の負担も含めたミラドライのデメリットについては、「ミラドライのデメリットとは?費用・ダウンタイム・効果の限界と対策を医師が解説」で解説しています。

確認5:担当する医師と、施術後の相談体制

ミラドライは、同じ機器を使っていても、誰が診察し、誰が照射するかによって、説明の内容や施術の進め方が変わります。また、施術後に気になることが出たときの対応も、クリニックによって異なります。

診察と照射を誰が行うか

クリニックによって、カウンセリングから照射までを医師が担当する場合もあれば、診察は医師、照射は看護師が行う場合もあります。どちらの体制なのか、施術当日に照射を担当するのは誰なのかを、事前に確認しておきましょう。

あわせて、担当する医師のミラドライの施術経験や、ミラドライの公式認定医かどうかも、クリニックを選ぶときの手がかりのひとつです。

施術中に痛みやいつもと違う感覚があったときに、麻酔を追加するなど、どのように対応してもらえるのかも確認しておくと安心です。

施術後に気になることが出たときの相談先

施術後には、腫れや内出血が長引いたり、時間がたってから汗やにおいが気になったりすることもあります。そのようなときに、すぐに相談できる体制があるかどうかは、後悔を防ぐうえで大切なポイントです。

カウンセリングでは、次の点を確認しておきましょう。

  • 施術後の診察があるか、ある場合はいつ受けるのか
  • 気になる症状が出たときの連絡方法(電話やLINEなど)
  • 汗やにおいが残った場合に、2回目の施術を受けられる時期と料金

2回目の施術の時期や考え方については、「ミラドライの2回目は必要?時期・効果・費用と3回目以降の考え方を医師が解説」で解説しています。

カウンセリングで確認したいことの一覧

ここまでご紹介した5つのポイントを、カウンセリングで確認したいことの一覧にまとめました。施術を受ける前に、ひとつずつ確認しておきましょう。

確認すること確認しておきたい理由
どの程度の改善を目指すのか汗やにおいが「まったくなくなる」と思い込んだまま施術を受けると、施術後にずれを感じやすいため
照射の範囲をどのように決めるのか照射の範囲の外に残った汗腺から、汗やにおいが出ることがあるため
照射の方法(シングル照射・ダブル照射)と回数照射の方法によって、汗腺へのダメージが異なると報告されているため
ダウンタイムの目安と、施術後に控えること仕事や運動、旅行などの予定に合わせて、施術日を決めるため
照射料金のほかにかかる費用と、総額麻酔やお薬、2回目以降の施術などで、費用が加わることがあるため
診察と照射を担当するのは誰か担当体制によって、説明の内容や施術の進め方が変わるため
施術後の診察と、気になる症状が出たときの連絡方法腫れや内出血が長引いたときなどに、すぐに相談できるようにするため
汗やにおいが残った場合の、2回目の時期と料金施術後にとれる選択肢を、事前に知っておくため

気になることや不安なことがあれば、遠慮せずにカウンセリングで医師に質問しましょう。納得したうえで施術を受けることが、後悔を防ぐことにつながります。

まとめ

ミラドライで「後悔した」「失敗した」と感じるケースの多くは、施術そのものよりも、受ける前に想定していたことと、実際の経過とのずれから生じています。ずれが生じやすいのは、効果、照射の範囲と方法、ダウンタイム、費用、施術後の対応の5つの場面です。

ミラドライは、汗やにおいの改善が期待できる治療ですが、すべての汗腺がなくなるわけではありません。照射の範囲や方法によって汗腺の残り方が変わるほか、施術後には腫れや内出血などがみられるダウンタイムもあります。費用も、照射料金だけでなく、麻酔や2回目以降の施術を含めた総額で考えることが大切です。

これらの点をカウンセリングでひとつずつ確認し、納得したうえで施術を受けることが、後悔を防ぐことにつながります。ご不安な点があれば、施術を受ける前に医師に相談しましょう。

ミラドライならルキナ新宿四谷クリニック

ミラドライの施術を行う院長 春田英律

東京都新宿区四谷のルキナ新宿四谷クリニックでは、ワキ汗やワキガにお悩みの患者様に対して、ミラドライ治療を行っています。

当院では、1回の施術で汗腺の焼け残りをできるだけ少なくすることを目指し、「広範囲ダブル照射」を行っています。施術はミラドライ公式認定医が担当します。

カウンセリングでは、「通常照射」「広範囲シングル照射」「広範囲ダブル照射」の3つのプランについて、照射の範囲や方法、費用、ダウンタイムの過ごし方まで丁寧にご説明しています。施術後に気になる症状があった場合も、そのままにせずご相談ください。

「ミラドライを受けて後悔しないか不安」「自分に合ったプランを知りたい」という方には、LINE公式アカウントでの無料相談も承っております。お気軽にご相談ください。

参考文献

1) Hong HC, Lupin M, O’Shaughnessy KF. Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatol Surg. 2012;38(5):728-735.
2) Micu E, Fragkou Dragka M, Shayesteh A. Three-Year Results Following Microwave Therapy in Patients with Severe Primary Axillary Hyperhidrosis. Aesthetic Plast Surg. 2026;50(5):2006-2011.
3) Hatano T, Fukasawa N, Miyano C, Wiederkehr I, Miyawaki T. Pathological Changes in Axillary Hyperhidrosis and Axillary Osmidrosis Induced by Microwave Treatment: Comparison of Single- and Double-Pass Irradiation. Lasers Surg Med. 2021;53(9):1220-1226.

ミラドライに関する補足情報

・治療内容:重度の腋窩多汗症のミラドライ治療(自由診療) 
・治療期間及び回数:1回 
・治療費用(税込):148,000円〜278,000円 
・主なリスクや副作用:治療部位の腫れ・痛み・内出血・一時的な感覚の変化・色素沈着

この記事の監修者

関連記事